マレーシア、ＪＡＰＡＮに続きＩＲＯＮＭＡＮ今年三戦目、ＩＲＯＮＭＡＮＫＯＲＥＡ韓国の束草に行ってきました。

当然目指すはハワイ。エントリーリストを見ると飛びぬけて強い選手は数名だけで、後は同じくらいの所にひしめき合ってるという感じで、気の抜けないレースになりそう。

もちろん外国選手の情報は解らない。

まあここまできたら他の選手がどうこうじゃなくて、精一杯自分のレースをするだけなのですが・・・。

当日天気は曇り、時折小雨もぱらつく、やや涼しい気温。

決して奇麗とは言えない内海の青草湖にて、フローティングスタートでレースは始まりました。

青草湖を２周回、波はまったくなく泳ぎやすい。たいしたバトルにも巻き込まれず快調に泳げました。（後で聞いた話ですが、クラゲに刺された選手が若干いたそうです）

上がって時計を見ると１時間６分。お～自己ベストや。気を良くしてバイクに飛び乗りました。

バイクコースは変則３周回。フラット基調のなだらかな丘の繰り返し、おまけに風があるいやらしいコース。僕のもっとも不得手とするコース設定。

一周目、調子に乗ってどんどん飛ばす。往路は追い風に乗って、復路は向かい風だったが何とか進んで行く。

しかし調子に乗りすぎたツケか、二周目ペースが落ち始める。特に復路で向かい風になったとたん、みるみるスピードが落ちる。一緒に競ってた奴等からも引き離され、ひたすら耐えてペダルをまわす。

何とか３周目リズムを取り戻してペースアップが出来た。先程置いて行かれた同じチームの小峰氏にも追いつく。そしてそのままゴール。バイクラップも自己ベスト。使った補給食はパワーバー３個、パワージェル３個、ウィダーゼリー３個（これはバイクボトルに入れてました）、ザバスピットインゼリー３個ほど、ヴァームパウダー５袋くらい。僕にしてはかなり補給をした方です。

さて、お待ちかねのラン。これも４回まわる周回コース。出だしは調子よさそうに思えたが、だんだん気分悪くなってきた。空えずきがしてどうもムカムカする。やば～、戻してしまった方が良いのかな、などと考えながら走る。エイドもまばらで、すぐそこにあるかと思ったら全然ない区間もある。特に昇り坂の一番きつい区間でまったく無いのはきつかった。そうして堪えて走っていると徐々に気持ちの悪いのも薄れ、２周目ぐらいからは調子も上がってすごく楽しくなってきた。もうイケイケで行くしかない！！２周目３周目を過ぎ、４周目３０キロを超えるとさすがに筋肉が悲鳴を上げてきたが、ここまで来たらもう後少し、ゴールを目指すだけである。周回コースを終え、いよいよゴールへ、と思ったらここからが長い！いったんゴール近くまで行ったがまた折り返して走らされる。そこへ同じチームの西田君とすれ違う。彼はランが速い。げぇっ、ここまで来て追いつかれてたまるか！必死で逃げる。が、走れど走れどゴールは見えない。・・・そしてやっとフィニッシュゲートが見えてきた。ちらりと後ろを見る、誰も来ていない。ようやく足をゆるめて、ゆっくり歩いてゴール。１０時間２６分。自己ベスト大幅に更新、上出来のタイムでした。

翌日ハワイの登録会場へ。何とスロットは８個、僕は９位でした。リザルトの僕の前には無情の赤いラインが引かれてありました。ロールダウンも無く、ハワイの夢は潰えてしまい、僕の今年のレースは終わってしまいました。

前の選手とは１分差、悔しくないと言えば嘘になりますが、精一杯、納得のいくレースが出来たので満足はしています。(総合では３９位でした）

また来年、もっと強くなって、ハワイに挑みたいと思います。

長くなりました、ありがとうございました。